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更新日:令和8(2026)年10月28日

ページ番号:4643

千葉県感染症情報センター

千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。

週報/月報

新型コロナウイルス感染症/インフルエンザ/麻しん/百日咳/腸管出血性大腸菌感染症/感染性胃腸炎/梅毒/風しん

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)/リンク

週報

過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年

過去の週報:

2012年から2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、2023年週報、2024年週報、2025年週報、2026年週報

今週の注目疾患

レジオネラ症

2026年第43週に県内医療機関から1例の届出があり、第43週時点の累計は直近10年で最も多い131例となった(図1)。

レジオネラ症は、例年、夏から秋にかけて届出が多くなる傾向があるので、引き続き発生動向に注意が必要である(図2)。

図1、2016年から2026年第43週までの県内のレジオネラ症の診断年別届出数のグラフ

図2、2016年から2026年第43週までの県内のレジオネラ症の診断月別届出数のグラフ

2016年から2026年第43週までに県内医療機関から届出のあった1,085例の概要は 以下のとおり。

病型別は、肺炎型1,025例(94%)、ポンティアック熱型48例(4%)、無症状病原体保有者12例(1%)であった。性別は、男性872例(80%)、女性213例(20%)であり、男性が8割を占めていた。年代別は、70代が276例(25%)で最も多く、次いで60代265例(24%)、80代218例(20%)であり、60歳以上が837例(77%)で約8割を占めていた。届出に記載のあった推定される感染原因・感染経路(重複あり)は、水系感染(エアロゾル感染を含む)が291例(27%)、塵埃感染が72例(7%)であった。

レジオネラ症は、土壌や水環境に広く存在するレジオネラ属菌による細菌感染症であり、主な病型として重症の肺炎を引き起こすレジオネラ肺炎と、一過性で自然に改善するポンティアック熱がある1)。

レジオネラ肺炎の潜伏期間は2日から10日で、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難、下痢などの症状を呈する。また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢神経系の症状を伴うこともある。特に高齢者、大酒家、喫煙者、透析患者、移植患者や免疫機能が低下している人もレジオネラ肺炎のリスクが高いとされている1,2)。ポンティアック熱の潜伏期間は1日から2日である。突然の発熱、悪寒、筋肉痛で始まるが、一過性で治癒する1,2)。

感染経路としては、エアロゾルを発生させる環境(循環水を利用した風呂、加湿器、噴水等の水景施設、空調設備の冷却塔等)を感染源とするエアロゾル感染、温泉浴槽水や河川の水を吸引・誤嚥したことによる感染、汚染された土壌の粉塵を吸い込んだことによる塵埃感染などがある。通常、ヒトからヒトへ感染することはないとされている1,2)。

対策としては、風呂の配管や浴槽内に汚れやぬめり(バイオフィルム)が生じないよう定期的に清掃を行うなど、取扱説明書に従って維持管理をすることが重要である。また、超音波振動などの加湿器を使用する時には、毎日水を入れ替えて容器を洗浄することが大切である1)。エアロゾルが発生する高圧洗浄や、粉塵が発生する腐葉土の取り扱い等にあたってはマスクを着用して感染を予防していただきたい2)。

また、大雨や台風等の災害時には、清掃やがれき・汚泥の除去等の作業でレジオネラ菌を含む粉塵やエアロゾルを吸い込むことにより感染するおそれがある。清掃等の作業にあたる場合には、感染予防のためマスクを着用する3)。

 

  • 参考・引用

1)厚生労働省:レジオネラ症外部サイトへのリンク

2)国立健康危機管理研究機構:レジオネラ症外部サイトへのリンク

3)千葉県健康福祉部健康福祉政策課:浸水した家屋等の消毒方法について

Topics

≪海外へ渡航される皆様・渡航された皆様へ≫

海外においては、国内では見られない感染症が流行していることがあり、海外滞在中に感染する可能性があります。海外へ渡航する際には、事前に渡航先における感染症の流行状況、現地滞在中の注意点、海外渡航に際し推奨されている予防接種をご確認ください1,2)。予防接種の種類によっては、数回(間隔を開けて2、3回)接種しなければならないものもあります。そのため、海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください3)。

また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください4)。

  • 参考・引用

1)厚生労働省:海外へ渡航される皆様へ外部サイトへのリンク

2)厚生労働省:夏季休暇の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)(PDF:145.1KB)

3)厚生労働省検疫所FORTH:海外渡航のためのワクチン(予防接種)外部サイトへのリンク

4)厚生労働省検疫所FORTH:海外へ渡航される皆さまへ!外部サイトへのリンク

月報

新型コロナウイルス感染症

2026年第43週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.26)から減少して、1.07となった。 

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

インフルエンザ情報

2026年第43週の県全体の定点当たり報告数は、前週(12.20)から減少して、11.10となった。 

2015/16シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。

麻しん情報

千葉県では、2026年第43週に届出はなく、累計は34例であった。

2025年までの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。

百日咳情報

千葉県では2026年第43週に3例の届出があり、累計は204例となった。

2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

腸管出血性大腸菌感染症情報

千葉県では2026年第43週に6例の届出があり、累計は140例となった。

2010年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

感染性胃腸炎情報

2026年第43週の県全体の定点当たり報告数は、前週(1.72)から増加して、2.55となった。 

2016/17シーズンから2025/26シーズンの過去の発生状況については別ページに掲載しています。

梅毒情報

千葉県では2026年第43週に3例の届出があり、累計は261例となった。

2021年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

風しん情報

千葉県では、2026年第43週に届出はなく、累計は0例であった。

2008年から2025年の過去の発生状況については別ページに掲載しています。

急性呼吸器感染症(ARI)の病原体検出状況

千葉県の検体採取週別ARI病原体検出状況(2025年第15週から2026年第18週、2026年5月14日時点)(PDF:184.2KB)

県内のARI病原体定点医療機関で採取された検体の病原体検出状況を掲載しています。

医師・獣医師の皆様へ(感染症法の届出について)

届出基準・届出様式

届出票の記入方法等

急性呼吸器感染症(ARI)定点から保健所への報告様式

報告様式・集計様式(エクセル形式)(エクセル:62KB)

報告様式・集計様式(PDF形式)(PDF:235.2KB)

保健所へは、小児科・ARI定点の医療機関は報告様式1と2の両方を、ARI定点は報告様式2をご報告ください。

 なお、集計様式は、保健所への送付は不要です。

急性呼吸器感染症定点にかかるシステム上の入力方法について 医療機関向け(PDF:1,419.1KB)

オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(健康福祉政策課ホームページへ)

リンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所感染疫学研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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