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更新日:令和7(2025)年8月25日

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知事定例記者会見(令和7年8月21日)概要

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日時

令和7年8月21日(木曜日)10時30分から11時07分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和7年8月21日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新千葉県総合計画案について

  2. 若者の仲間づくり支援事業(ミラチバ プロジェクト)について

  3. 難病患者枠の職員採用試験の実施について

 新千葉県総合計画案について

(知事)

皆様、こんちには。

はじめに、新たな千葉県総合計画案について、お話をいたします。

県では、向こう4年間の新たな総合計画の策定を進めてまいりました。

策定に当たっては、パブリックコメント、または有識者による策定懇談会、県議会などにおいて、様々なご意見を伺った上で、このたび、最終的な「計画案」としてまとめ、9月定例県議会に議案として提案をさせていただくことといたしました。

新しい「計画案」の名称は、本県を取り巻く環境が厳しさを増す中、県民の命とくらしを守り、誰もが豊かなライフスタイルを実現できる千葉県を目指し、全ての県民とともに、新しい千葉の未来を創っていくとの思いを込め、「千葉県総合計画~千葉の未来をともに創る~」と名付けました。

また、この「計画案」では、本県の更なる飛躍に向けて、本県が直面するピンチをチャンスに転換し、さらに大きな成果に結びつけていくとの考えのもと、県として取り組むべき課題を整理いたしました。

そして、多様化・複雑化する課題に、迅速かつ的確に対応するため、県行政を「経営する」という観点を重視し、市町村との連携強化やDXの推進など、計画の推進に当たり踏まえるべき基本的な視点を掲げました。

さらに、県民の皆様と共有し、令和10年度までの4年間で、力を合わせて実現を目指す、89の具体的な社会目標を掲げ、計画の着実な推進を図っていきます。

新たな総合計画のもとで、自然災害の頻発化・激甚化や本格的な人口減少の到来など、喫緊の課題に対応するとともに、成田空港の拡張事業や広域道路網の整備進展等のチャンスを最大限に生かし、本県の更なる飛躍を目指してまいります。

  若者の仲間づくり支援事業(ミラチバ プロジェクト)について

(知事)

次に、若者の仲間づくり支援について、お話をいたします。

事業の背景ですが、本県においても少子化が進行している中、その要因のひとつは「未婚化」であり、若い世代の出会いの機会が減少していることも影響していると考えられております。

こうした状況の中、県では昨年度、県内在住の18歳から39歳までの若者を対象とした少子化に関する意識調査を実施し、その結果では、行政に求める施策として、単なる婚活支援ではない出会いの機会を求める声が多く挙がりました。

また、県の若手職員によるプロジェクトチームにおいて、当事者目線による出会いの場の創出について検討を重ねました。

これらの結果を踏まえ、官民連携により、若者の出会いや繋がりを県全体で応援していく取組を「ミラチバプロジェクト」として掲げ、その取組の一環として、千葉県内で若者が気軽に参加しやすい仲間づくり・出会いの場を、県内の企業や団体、市町村等と連携して創出し、「若者が仲間に出会える千葉県」づくりを推進するための事業を新規事業として今年度から実施いたします。

具体的には、趣味や関心でつながる、誰でも気軽に集まる部活動のようなコミュニティとして、「ちば部」を新たに発足いたします。

県が県内の企業等と連携して「ちば部」の中に様々な部活動チームを立ち上げ、チームごとの交流イベントの中で若者が仲間をつくっていく、という事業スキームになります。

この「ちば部」のキックオフイベントとして、「チーム野球」で、千葉ロッテマリーンズ等と連携した観戦交流イベントを9月27日に開催します。申込開始は本日の午後1時からで、募集定員は100名ですので、本日から立ち上がる「ちば部」のホームページからぜひ御応募ください。

また、第2弾「チームマラソン」のイベントは、10月5日に開催する「木更津ブルーベリーRUN」の出場枠の一部を活用し、きさらづスポーツコミッション等と連携して実施いたします。

「ブルーベリーRUN」は、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京のコースで、チームでタスキを繋ぎながら楽しくマラソンをするファンランであります。

申込開始は先ほどのキックオフイベント同様、本日の午後1時からで、募集定員は30名ですので、こちらも奮って御応募ください。

これらに加えて、千葉県全体で若者を応援する機運醸成を目的に、行政、経済、スポーツ、文化等の関係団体を構成員とした「ちば若者みらい応援会議」を新たに立ち上げます。

第1回目の会議は9月1日の開催を予定しており、官民で取組の方向性や情報を共有し、連携した取組を行ってまいります。

「若者が仲間に出会える千葉県」づくりに向けて、趣味や関心でつながるイベントを官民連携により継続して開催していきますので、お友達をお誘いいただき、多くの若者の皆さんの御参加を心よりお待ちしております。

  難病患者枠の職員採用試験の実施について

(知事)

最後に、難病のある方を対象とした職員採用選考考査の実施について、お話をいたします。

県ではこれまで、障害者手帳をお持ちの方に向けた試験を行ってきましたが、今回は、それに加えまして、手帳をお持ちでないことで、就労が難しかった難病の方々の採用に向けた試験を新たに実施することとしました。

全国に100万人以上いる難病患者のうち、多くの方々は、医療の進歩によって、治療を続けながら働くことができると言われております。

一方で、病状が外見からは分かりにくい場合も多いことなどから、職場の十分な理解を得ることができず、仕事を続けることができない方や、就労に至らない方がいるのも現状となっています。

そこで、こうした方々の就労機会を、県として提供するため、難病の方を対象とした採用試験を新たに行うこととし、現在、受験の申込みを受け付けております。

今回の募集は、難病患者区分として一般行政職が3名、障害者区分として一般行政職が20名、その他の職種が15名です。

申込みの受付期間は、9月12日午後5時までとなっています。

試験については、第1次を10月19日、第2次を11月中旬に実施予定となっており、採用は、来年の4月1日を予定しています。

今回のように、難病の方に向けた区分を設けて試験を行う自治体は、まだ少ないと聞いております。

県内にお住まいの方に限らず、県外にお住まいの方も、ぜひ、受験を検討いただければと思います。

県では、採用後も、障害や難病のある職員が安心して働き続けることができるよう、それぞれの職場において、仕事の内容や働く環境、通院などについて、適切な配慮をすることとしています。

難病の方が、治療を続けながら働くことができる、そのような機会を、県庁から積極的に提供していくことで、難病の方への理解が広がり、社会全体で就労が進むよう、取り組んでいきたいと考えています。

私からは以上です。

質疑応答

(記者) 

よろしくお願いいたします。

まず難病患者枠の件でお伺いいたします。

今回の発表で、県内の関係する団体からも歓迎する声が上がっているのですけれども、この採用区分について、県は新設をいつ頃から検討なさるのかという経緯をお伺いしたいのと、また難病患者を採用することについて、県の職場をどのような方向に持って行きたいか、また当事者の方々に県としてどんなメッセージを発信していきたいか、お伺いできますか。

 

(知事) 

以前から、この難病の方の支援などに取り組んでいる方々から、こうした難病の方々向けの採用区分を考えてくれないかというお話は頂いておりました。そうした中で、山梨県が先行して行っているということでその状況を確認をした上で、担当部署と様々議論の上で、今回募集を行うことにいたしました。先ほど説明のときに申し上げたとおり、難病の方はどうしても外見からは分かりにくい体調の崩れやすさといった症状であったり、継続的な通院の必要性などがあって、やはり職場の理解が大切だと思っております。

障害者手帳がない場合は、障害者の雇用義務の対象にならないこともあって、民間企業等での雇用が進みにくいところがありますので、県庁が率先をしてこうした難病の方を対象とした採用試験を新たに行って、そして採用した後の職場において適切な配慮がされていく、そういうことを取り組んでいくことで難病の方であったとしても職場で一定の理解や配慮があれば働き続けることができて、そして活躍することができるということを県が示していくことで、民間企業を含めて、難病の方への理解や就労の促進が進んでいくのではないかと考えております。

 

 

(記者) 

ありがとうございます。

あと総合計画についてお尋ねします。複数回、策定懇談会重ねて、案が仕上がったということで、御自身としての手応えみたいなものを、もう少し詳しくお伺いできますか。

 

(知事) 

県民の皆様方に知事選でもお示しをした、そうしたビジョン、さらにはこれまで私ども県政として取り組んできたことを踏まえて、これからの将来の様々な課題にも対応する。そうした計画に仕上がったのではないかなと思っております。先ほども申し上げたとおり、これはもう千葉県のみならず、人材不足であったり、様々な気候変動を含めて我が国が直面する課題、これにいち早く対応していくことで、ピンチをチャンスに変えて千葉県の飛躍に繋げていく、そうした計画としてしっかり実行をしていきたいと考えています。

 

 

(記者) 

ありがとうございます。

最後に、発表外で終戦80年に関連してお伺いいたします。先の政府主催の追悼式では戦後生まれの方が参加者の半数以上を占めていたり、あと遺族会のほうも会員数の減少が懸念されているなど、記憶の継承というところが大きな課題になっていると思います。こうした状況を踏まえて、知事として記憶の継承についてどのように取り組むべきか、県として、どのように取り組むべきと考えるか、お聞かせいただけますか。

 

(知事) 

ありがとうございます。そこはしっかりとしたアーカイブを我々として残していくということ。また語り継いでいく新たなやり方というのを模索しながら、先の戦争の悲惨さ、平和の尊さというところを、しっかりと次の世代に、歴史ではなくて、実感を伴う形で、伝えていくことが大事だと思っております。

一方で、とは言いながら、この太平洋戦争のことだけでは平和への大切さの継承にはなかなか難しいところがありますので、これは諸外国で今まさに現在進行形で行われている戦争や紛争などで、どのような悲劇が行われているかということもしっかりと併せて伝えていくということが大事ではないかなと考えています。

 

 

(記者) 

もう1点、最後にお尋ねします。今回、戦後80年、終戦80年の談話について政府が発表を見送ったと、この件については発表すべきだという意見もあれば、一方で70年談話で言い尽くされているので不要だという、そういった論争のようなものがあったと思うのですけれども、知事はこの間の論争をどのように捉えていらっしゃったのか、もし可能であればお聞かせいただけますか。

 

(知事) 

政府が判断することだと思っておりますので、談話を発表すべきか否かということについては言及するものではありませんけれども、それぞれの大きな節目に当たって、しっかりと先の戦争は何であったのかということを振り返った上で、未来志向で、我が国の方向性についてしっかりと政府は示していただきたいなと思っております。

(記者) 

ありがとうございました。

 

 

(記者) 

難病患者を対象とした採用区分の新設について伺います。十分な理解が得られず、民間での雇用が進みにくいということですが、もし具体的な当事者の声であったり、県内の状況について聞かれていることがありましたら、教えていただければと。

 

(知事) 

もし担当部署あれば。

 

(職員) 

難病のある方は、国の資料になるのですけれども、体調のいいときに就職活動をすれば80パーセントぐらいの方が就職ができるというようなところがあるのですけれども、採用後10年ぐらいの間にその半数近くが職場の理解が得られなくて、退職されているというような状況があったということですとか、あとは現実には、多くの難病の方々が職場のほうに病気の詳細ですとか、あと必要な配慮の内容というのも伝えることができていないということで、理解や配慮を得て働いている人というのは30パーセント程度に過ぎないとされているということです。

 

 

(記者) 

続きまして発表外になります。19日から自民党の選管で総裁選の是非を判断する手続きが進められています。再選の結果を受けて、石破総理の進退について様々な意見が出ていますが、総裁選の実施について知事はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

 

(知事) 

それはそれぞれの政党で御判断されることでありますので、コメントは控えたいと思います。

 

 

(記者) 

新千葉県総合計画についてお伺いしたいと思うのですが、施策項目の中で観光立県の推進という項目がありまして、そこでインバウンド事業の取込みを強力に推進するという項目があったと思うのですけれども、観光庁が昨年公表した都道府県別のインバウンド事業に関する調査項目で、千葉県は1人当たりの消費単価が全国で46位、非常に低い数値が出ていることをやっておりまして、千葉県を訪れる外国人の訪問客というのは全国最大だから、1人当たりの消費単価は非常に低いということで、まだインバウンド需要を生かしきれていないのではないかという見解もあると思うのですけれども、知事はインバウンド需要の見込みについてどういった考えをお持ちかというのをお聞かせください。

 

(知事) 

分かりました。46位の話は、当然成田空港を抱えていますので、外国人の分母がどうしても大きくなってしまうので、あまりそこに一喜一憂してもしょうがないのかなと思っております。

問題は、国内の旅行客にとって人気の、例えば南房総を含めたそうした場所において、他の地域と比べて、このインバウンドの比率が高くないというのは事実だと思っています。これは公共交通の問題ですとか、様々な課題がありますけれども、我々とすると、外国人の方々も含めて、目指しているのは、買うという消費額ですよね。それをしっかり引き上げていく、またインバウンドの方も含めて訪れやすい環境をどう作っていくのか、こういう部分について、しっかりとした戦略を持って臨んでいきたいと考えています。

 

 

(記者) 

発表外について1点お願いしたいのですけれども、今月の上旬にジャパンディスプレイが、茂原工場の閉鎖を2025年内に前倒しするということを発表されたと思うのですが、跡地についてはデータセンターの活用だとか、いろいろ上がっていると思うのですけれども、こういったジャパンディスプレイの発表について知事の見解をお聞かせ願えればと思います。

 

(知事) 

我々、ジャパンディスプレイに対しても、できる限り地元に雇用を創出する、そうした事業等をできる限り選定していただきたいということは申し上げておりますので、そうした中で、ジャパンディスプレイさんとして諸々考えた上で、いずれ我々にも情報共有がなされるものだと思っております。

 

(記者) 

ありがとうございます。

 

 

(記者) 

まずミラチバプロジェクトについて伺いたいと思います。キックオフが野球観戦とマラソンで、どちらもスポーツに関するイベントだと思うのですけれども、運動好きな人が集まりやすいかなと思うのですが、そのあたり何か狙いなどあれば、伺えればと思います。

 

(知事) 

これは結果的にそういうものになったのですけれども、おっしゃっていただいたとおり、アウトドアもあればインドアもあるので、様々な方々にとって参加しやすい、そうしたグループをしっかりイベントを作っていくということが大事だと思っています。とは言いながら、千葉県の魅力の一つは、プロスポーツチームがこれだけ多く、そして男女、世代を超えて、応援をともに楽しむことができる環境があるのは事実でありますので、そういった意味で第1弾が千葉ロッテマリーンズになったというのは少し納得はあるかなという感じはいたします。

 

 

(記者) 

ありがとうございます。

もう1点、コメ政策についてなのですけれども、石破首相が減反政策を見直して米の増産に舵を切るという方針を表明されました。千葉は関東の米所かと思うのですが、この方針の知事の受け止めと今後の政策の進め方で意見などあれば教えてください。

 

(知事) 

分かりました。具体的な内容はまだこれから議論がなされた上で決定をされるものだと認識をしています。我々は国に対してはこの水田政策の見直しに当たっては、地域の実情に配慮し、意欲のある生産者が将来にわたって安心して営農に取り組むことができる制度としてもらう必要があると考えていますので、今後も政府の検討状況を見ながら、様々な機会を捉え、現場の状況や声をしっかり伝えていきたいと考えております。

(記者) 

ありがとうございました。

 

 

(記者) 

お願いします。

総合計画について伺いたいのですけれども、以前も骨子案がまとまったときに一度伺っているのですけれども、改めて最終案がまとまったということで、力を入れたい分野などありましたらお願いします。

 

(知事) 

大事なポイントは、まず一つはやはり防災危機管理の部分だと思っています。激甚化する頻発化する災害に対して、県民の皆様方をしっかり守っていく、その体制を作っていくことはどの政策よりも優先されるべきことだと思っておりますので、その点については、しっかりこれからも計画的に取り組んでいきたいと思っています。

それに加えて、我々千葉県としてはやはり、これから圏央道の全線開通と成田空港の拡張という極めて大きな優位性が高まる、拠点性が高まっていく状況を迎えておりますので、それに当たって、県内広い地域がしっかり活性化していく、その取組をしっかり先手を打って取り組んでいく必要があるだろうと。

もう一つ、最後に挙げるとすれば、やはり人手不足の問題だと思っています。これは、より年を追うごとに顕著になってくると思っておりますので、そういった意味では、県内の中小企業も含めて、人手不足の中においても事業を継続できるようなDXも含めた効率化、さらには、この人材のミスマッチを解消するための各種雇用政策、こうした部分にしっかり力を入れていきたいなと思っています。

 

(記者) 

ありがとうございます。今回、最終案で出てきたのが89の社会目標があると思うのですけれども、これについては、先月、有識者の懇談会のほうで、例えば企業立地の件数とかも、前回の目標値と比べると、80件ほどだったのが340件ほどになっていたりと、目標の設定が高いのではないかという意見もあったのですけれども、そのあたりの社会目標の設定について知事はどのように評価されているか、お願いします。

 

(知事) 

これは、基本的に目標を達成することを優先すると、まあこんなものかとなると思うのですけれども、やはり総合計画に定めるからには、こうあるべきだという意思を示していくことが大事だと思っておりますので、そういう考え方の中で、それぞれの部署がやる気を見せた結果かなと思っています。

 

 

(記者) 

分かりました。ありがとうございます。

あともう一点お伺いしたいんですけど、NECのほうがグリーンロケッツを譲渡する方向で検討を進めることを発表しました。東葛地域に根付いたチームだったというところもあるので知事として受け止めをお願いします。

 

(知事) 

昨日報道で知りまして、私も大変驚いております。グリーンロケッツは私も何度も見に行ったこともありますので、千葉県にとっては本当に老舗のチームであります。子どもたちの公式選に対する招待ですとか、もしくは学校訪問をしていただいて、スポーツ交流などを通じて、スポーツの振興や地域の活性化にも御貢献をいただいたと思っております。今後のことはまだ報道で知るのみではありますけれども、チームにとっても、地域にとってもいい結果になることを願っております。

 

(記者) 

これについて県として、NECと直接何かお話しされたりとか、そういう御連携は特に今のところはないですか。

 

(知事) 

我々も報道で知りまして、コミュニケーションを取っておりますけれども、まだ当然ながら報道以上のことというのは、聞いておりませんので、できる限り、地元に残っていただけるような、そうした譲渡検討がなされることを期待したいと思っております。

 

 

(記者) 

難病患者の方の採用について今回は3名とした理由と、あと採用をした場合は、一般行政の中でどういった業務を考えているのか、教えてください。

 

(知事) 

分かりました。担当部署から説明してもらいます。

 

(職員) 

まず採用予定の3名につきましては、今回初めて実施になりまして、参考となる事例のほうもほとんどないということでございまして、県内の難病患者の方の人数と、障害者手帳を持つ方の人数との比較で3名といたしました。採用後の業務のほうが、一般行政としましたのは、難病のある方に向いている仕事の条件として、一般的に身体的に負担が少ないとか、休憩が取りやすいということがございまして、デスクワークの多い一般行政で募集ということといたしましたので、そういった事務的な仕事と、幅はいろいろな業務が考えられると思うのですけれども、その辺はまた本人の希望とか、そういったことを踏まえて検討していくことになるかと思います。

 

 

(記者) 

あと、ちば部のほうで今回、チーム野球で、2回目はチームマラソン。今後どういったものを知事としては、部活動としてやってほしいなと思いますか。

 

(知事) 

これはもういろんな切り口が考えられると思いますので、インドア的な先ほど申し上げたとおり、例えば文化的なものもあれば、農業的なものもあるし、千葉県のそういう魅力をそれぞれ民間、それから行政も連携して、たくさんイベントができるのではないかと思っています。ちなみに、こういう方向で検討していますよということを申し上げてきた中で、全然この事業のはるか前に、例えば八街でラーメンフェスティバルというものですかね、八街商工会議所青年部の方が実施していただいてるやつは、ラーメンまつりの中で、ラーメンを通して交流する場を別途設けていただくなどしていますので、こういう形で我々の目的に沿って、それぞれの方々がいろんな形でその場を用意していただくことが、若者の出会う、交流できる場づくりに大きく広がっていくのではないかなと思っています。

 

(記者) 

ありがとうございます。

 

 

(記者) 

よろしくお願いします。

私もちば部のことを聞きたいのですけれども、知事もかねてから行政が行う単なる婚活イベントというものになってはいけないのではないかということをおっしゃっていたと思うのですけども、今回先ほど若手職員による当事者目線の検討という話もありましたけれども、どういったポイントというか狙いも含めて、どんなことを期待してというところで、今回のちば部になったかというところを教えてほしいです。

 

(知事) 

まず先ほど申し上げたように、県内の若者の方々の意識調査の中でも、もちろん婚活そのもののイベントを求める方々も当然多いわけですけれども、一方で、婚活と呼称しない形での出会いの場をつくってほしいという意見もこれも同じぐらい実はトップワン、ツーという形で、ほぼ同じぐらいの割合でいらっしゃったということがあります。実際は、若手の職員とも意見交換をいたしましたけれども、やはり結婚するに当たって、いきなり婚活から入る方ももちろんいらっしゃるかもしれませんが、そういうのを意識せずに出会って、交流していく中で、自然と交際し、最終的には結婚に至る方々も当然多いわけでありますので、そういった意味では、婚活という比較的最後のフェーズのところばかりに注力するのではなくて、もう少し異性に限らず、同性も含めて、やはり若者の出会いそのものの機会を増やしていく、ことが、最終的には望む方が結婚するに至る応援に繋がるのではないかと思っています。

今は昔の時代と違って、昔は例えば職場でも先輩やいろんな人たちが出会いの場をつくったりしてきたわけですけれども、今の時代はそれがいわゆるハラスメントに当たるのではないか等々、皆さん非常に腰が引けている感じでありますので、昔と比べて、ITの進化もありますけれども、出会いの場そのものは自分で自発的に動かない限りなかなかないのが実態だと思いますので、そういった意味で他者からの働きかけも含めて、出会いの場を全体で増やしていく、それが大事なのではないかなと思います。

 

(記者) 

あと企業との連携とか、行政だけではなくてというのもポイントなのかなと思うのですけれども、このみらい未来応援会議というのですかね、こういった会議はどんなふうなサポートをしていくということなのでしょうか。

 

(知事) 

各界の方々に入っていただいておりますので、我々の趣旨に基づいてそれぞれの企業であったり団体、業界等が、だったら、我々がやっているこの取組の中で、こういう出会いの場を、プラスアルファでつくっていけるよねということであったり、もしくは自分たちの持っているそのフィールドを提供できる、協力できるよねというようなことも十分あり得ると思いますので、そういった意味では県内の関係企業や団体等にどんどん協力をしてもらって、参加者もそれからフィールドも含めて増やしていきたいと思っています。

(記者) 

ありがとうございました。

 

 

(記者) 

私もちば部のことをお伺いしたいのですけれども、こちら募集人数の内訳がこれ男女で何人ずつとかと書いていなくて、まさにそれがこれは異性同士の出会いだけを念頭に置いたものではなくて、まずは広い意味での仲間づくりというところをイメージされているのかなと思うのですけれども、そこら辺いかがでしょうか。

 

(知事) 

そうですね。男女で分けてはおりません。目的は、異性交遊を別に促進するだけのものではありませんので、同性同士で知らない人たちが仲間をつくることそのものも我々としての目的でありますので、そういった意味では問わず100名とか30名とかいう形でやっているということです。年齢は決めていないよね、決めていたっけ。

 

(職員) 

18歳以上。

 

(知事) 

そうですね。年齢も特に、若者と言っていますが、御自身の感覚で考えてもらえばいいのではないかと思っています。

 

(記者) 

実際に応募が集まった段階で、ある程度、男性9割に偏らないように、それは内部で調整をされるというイメージでよろしいでしょうか。

 

(職員) 

子育て支援課でございます。実際に集まり具合も見てということになろうかとは思っております。やはりいろいろな方に参加していただきたいということがございますので、状況を見ながら判断させていただきたいと思います。

 

(記者) 

ありがとうございます。これはまだ今後始めていく取組だとは思うのですけれども、年度末でしょうか、この事業の効果みたいなものをどういった形で評価をしていくお考えなのかというのを教えてください。

 

(知事) 

効果というのはまだ難しい部分だと思いますけれども、大事なことはこれを通じて出会う、交流する、そういうきっかけとしてしっかりアンケート等を取って判断をしていくということになります。

私がとにかく思っているのは、行政がやってきた婚活というのは、ほっといたら婚活でうまくいっていた人たちを、行政のイベントによって見える化しただけではないのというところをずっと感じるわけですよね。他人が育てて、稲として出て、それを誰が刈り取ってもよかった状態を、自治体がやった婚活イベントで8組できましたと言っているだけなのではないのというような部分がありますので、短期的な部分にあまりとらわれずに、しっかりと出会いそのものを応援をしていく方針を貫いていきたいと思っています。

 

 

(記者) 

ありがとうございます。

 発表外で伺いたいのですけれども、月並みな質問で恐縮なのですが、東京都が高齢者等を対象にエアコンの購入費1万円から8万円にアップするという報道が出ています。改めて、これについて受け止めをお伺いできればと思います。

 

(知事) 他の自治体が行っているということでありますけれども、熱中症という観点から見ると、熱中症の死亡者の状況を見ると、高齢者の割合が非常に多くて、また死亡場所の多くが屋内となっています。

 またエアコンの使用状況を見ると、所有しているのだけれども適切に使用していないというケースが多いと聞いておりますので、我々の熱中症対策として優先されるべきは、もちろんエアコンの所有率を上げることも大事だと思いますが、多くの家庭でエアコンが設置されている現状でありますので、まずは適切なエアコンの使用を呼びかけることが重要だと考えています。熱中症は適切な対策をとれば予防することが可能でありますので、様々な広報手段を活用して県民の皆さん方に注意を呼びかけていきたいと思っています。

 

(記者) 今回の東京都の取組が知事から見ていわゆる税源偏在を象徴するような、多分そういう取組だとは捉えていらっしゃらないでしょうか。いかがでしょうか。

(知事) 全ての自治体がそう思っているのではないですかね。ほかの自治体では到底考えることのない政策であることは間違いないと思っていますので、これに限らずありますけれども、確実に東京都とそれ以外に財源の格差によって様々な政策による顕著な差が現れていると申し上げるしかないかなと思います。

 

(記者) ありがとうございます。

 

 

(記者) ちば部に関連してお伺いしたいのですけれども、行政、今回の取組は、趣味を通じて出会いの場をつくるという、そういった方向性ですけれども、行政の出会いの場づくりという意味では、東京都だとか埼玉県がマッチングアプリをやっていたりだとか、そういったことの取組もありますけれども、こうした取組をどう見ているかも含めて行政が行う婚活支援のあり方というのをどういうふうに見ているか少しお伺いできればと思います。

 

(知事) これはもうそれぞれの自治体がそれぞれの考え方のもとで、この支援策に取り組んでいることだと思います。これには正解はありませんので、それぞれの実施していることそのものが他の自治体にも大いに参考になると思っております。

 我々も当然ながらアプリそのものを作るという考え方もあるわけですけれども、民間でこれだけそうしたアプリもあり、またそうした事業もある中で、行政が億単位の費用をかけてアプリを作るということが我々にとって最優先で行うべきか。しかも作れば、その後も数年で辞めましたというわけにはいかないわけでありますので、預かっている税金を少しでも有効活用するために我々としてはこういう取組から開始をしていこうということです。決してアプリそのものをやることは否定はしておりません。

 

 

(記者) ありがとうございます。別件で発表外でお伺いしたいのですけれども、先日内閣府のほうから南海トラフ地震に関連して避難想定が発表されましたけれども、全国では52万人で、千葉県では1週間の事前避難対象者1万7,000人以上という規模が出ていますけれども、この受け止めを今後どういうふうに避難者対策について取り組んでいくか、知事の考えをお伺いできればと思います。

 

(知事) やはり東日本大震災の教訓を踏まえますと、かつ我々三方海に囲まれてるという状況も踏まえると、津波対策というのはほかの県よりも緊張感を持って取り組んでいかなければならない課題だと思っています。県と対象市町村において、南海トラフの地震防災対策推進計画の策定をしておりますので、しっかりと市町村や関係機関と連携をして、県民の皆さんに対する情報提供、また、津波避難に関する訓練を含めて、津波対策としてしっかり適切に実施をしていきたいと思っています。

 

(記者) ありがとうございます。

 

 

(知事) ありがとうございました。

内容についてのお問合せ先

  • 新千葉県総合計画案について
    総合企画部政策企画課【電話】043-223-2483

  • 若者の仲間づくり支援事業(ミラチバ プロジェクト)について
    健康福祉部子育て支援課【電話】043-223-2656

  • 難病患者枠の職員採用試験の実施について
    人事委員会事務局任用課【電話】043-223-3717

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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