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更新日:令和7(2025)年8月25日

ページ番号:796554

令和6年度東葛テクノプラザ指定管理者管理運営状況評価について

1.概要

(1)施設名等

施設名

千葉県東葛テクノプラザ

指定管理者

公益財団法人千葉県産業振興センター

指定管理期間

令和3年度から令和7年度まで

評価対象年度

令和6年度

第三者評価の有無(今回)

施設所管課

商工労働部産業振興課

(2)施設の設置目的等

設置目的 県内企業の研究開発等(生産、販売若しくは役務の提供の技術に関する研究開発、その成果の利用又は当該成果の利用のために必要な需要の開拓をいう。以下同じ。)を支援するとともに、研究開発等を行う者の創業を支援することにより、新たな事業分野の開拓を図り、もって本県の産業の振興に資する。
指定管理者が行う
業務の範囲
  • (1)研究開発室等の提供
  • (2)研修、会議、展示会等のための施設の提供
  • (3)研究開発等のための技術指導及び機器の貸付け
  • (4)研究開発等に資する情報の提供
  • (5)その他入居企業への支援等、東葛テクノプラザの設置の目的を達成するために必要な業務

(3)施設の運営状況

年度

入居室数

※1

指定管理料

(A)

その他維持

管理費(B)※2

使用料等

県収入(C)

県の収支

(C-A-B)

令和4年度 47 268,120千円 74,616千円 125,120千円 ▲217,616千円
令和5年度 43 261,434千円 114,244千円 120,775千円 ▲254,903千円

令和6年度

41 262,748千円 374,688千円 121,889千円 ▲515,547千円

※1:年度末時点における入居室数(全51室)

※2:維持補修費、委託料、工事請負費、備品購入費(指定管理料に含まれるものを除く。)

2.評価結果

(1)管理運営状況評価

管理業務の実施状況に関する事項

評価項目 評価 評価理由等

施設の設置目的・

法令等の遵守等

A
  • 千葉県東葛テクノプラザ設置管理条例等に基づき、適正な管理運営を行った。
安全性の確保 A
  • 職員及び入居企業を対象に消防訓練を実施した。
  • 警備について、再委託により計画どおり実施した。

適切な管理運営

A
  • 再委託により、清掃及び施設管理を適切に実施した。
  • 各種団体等の視察を積極的に受け入れた。
適切な財産管理 A
  • 県保有の財産部分について、協定上の指定管理者負担となっている機器及び設備の保守を専門機関に委託するとともに、小規模修繕(不具合箇所修理)を実施する等、適切に対応した。

事業の企画運営に関する事項

評価項目 評価 評価理由等

事業の実施

(必須事業)

A
  • 研究開発室等を提供するため、入居募集を4回実施した。
  • 会議室の利用を承認したほか、試験機器を活用し、依頼試験や機器の貸付等、技術支援業務を実施した。
  • 大学等研究交流サロンの開催等を通じて産学官連携を図った。

サービスの向上

自主事業

地域の連携等

A
  • 入居を検討している企業等の参考となるよう、ホームページに入居企業及び卒業企業のインタビュー記事を掲載した。
  • 「創業前支援事業」として企業支援室を設け、優れたビジネスモデルを保有する者への創業支援を行った。
  • 「技術経営実践講座」を実施し、企業の成長や利益拡大に資する人材育成を図った。
  • 「地域交流フォーラム」を開催し、産学官連携のもと、「産業技術の振興」、「新産業の創出発展」に向けて、県内中小企業者、ベンチャー企業、県内大学・研究機関等の交流を図った。

施設利用状況に関する事項

評価項目 評価 評価理由等

施設利用状況に関する事項

A
  • 会議室及び研修室等利用に係る収入額(4,517千円)は、目標値(5,000千円)を下回った。
  • 機器貸付の収入額(27,758千円)は、目標値(25,000千円)を上回った。
  • 研究開発室等の入居室数(51室中41室)は、目標値(46室)を下回った。
管理運営体制 A
  • 研究経験の豊富な技術職員や2名のインキュベーションマネージャー等を配置し、適切な運営体制を有している。
収支状況

A

  • 施設の管理及び運営に係る経費は、指定管理料の範囲内に収まっている。
  • 指定管理者の財務状況は健全と見られる。

利用者意見の反映

利用者満足度

A
  • 入居企業に対し、施設及び支援事業についてのヒアリングを実施し、利用者の利便性向上に取り組んだ。
  • 施設に対する要望については、速やかな対応を図るよう留意している。

総合評価

良好

10項目の合計点20点

(2)特記事項

特に評価される点
  • 「夏休み科学教室」や「地域交流フォーラム」を実施し、地域貢献を図ることができた。特に「夏休み科学教室」は募集開始後早々に定員に達するなど、地域への定着がみられる。
  • 利用頻度が高い試験機器の技術講習会の参加者を大きく増やすなど、機器貸付収入額の目標達成につながる取り組みが見られた。
  • 入居企業に対して、補助金獲得のために情報提供や申請に係る助言等を行い、補助金等の交付決定につながった。

次年度に向けて

改善が望まれる点

  • 引き続き、研究開発室等の入居室数や会議室の利用率が目標値を上回るよう、具体的な方策を検討すること。
  • 地域の企業が交流する場としての機能を果たすために、入居・卒業企業、東葛テクノ会の会員企業等が交流を図れる事業を実施するなど、更なる交流事業の充実に努めること。
  • 地域交流フォーラムなど、東葛テクノプラザが企画する事業に、より多くの入居企業が参加する方策を検討すること。
前年度評価で改善が望まれると指摘された点とその改善状況

【指摘1】研究開発室等の入居室数が目標値(46室)を上回るよう、積極的かつ効果的な広報等を展開すること。

【改善1】入居率向上を目指し、以下の取り組みを実施した。

  • 大学や近隣市、商工会議所等への広報協力の依頼
  • 入居検討企業が求める情報(空室情報等)へのアクセスを容易にするため、ホームページの改善
  • 入居検討企業の参考となるよう、卒業企業のインタビュー記事  
  • 入居募集の機会を年4回に増加(例年は年3回)

これらの施策を行ったものの、現状として入居率が目標値に達していないことから、今後も引き続き、入居希望企業の増加を促す効果的な施策について検討を進める必要がある。

 

【指摘2】大学等研究機関が周辺に多く立地する環境を生かし、入居企業及び地域企業が参画する産学官連携の促進を図ること。

【改善2】企業の新製品・新技術の開発促進のため、大学等の研究者から講演・アドバイスを受ける場である「大学等研究交流サロン」を定期的に開催することで、産学官連携の促進とともに、地域の交流促進を図った。

 

【指摘3】入居企業が東テクに期待するニーズを把握し、適切かつ具体的な支援を展開すること。

【改善3】定期的に実施される入居企業ヒアリング等によりニーズを把握し、それに応じた支援をしている。

(3)第三者評価におけるその他の意見

実施していません。

3.評価基準

(1)各項目の評価の基準

 
基準 評価 対応数値
事業計画を上回っている
期待する水準を上回っている
達成度イメージ:110%以上

S

3

ほぼ事業計画どおりである
ほぼ期待する水準どおりである
達成度イメージ:90%以上~110%未満

A

2

一部分を除き、事業計画どおりである
一部分を除き、期待する水準どおりである
達成度イメージ:70%以上~90%未満

B

1

事業計画を大幅に下回っている
期待する水準に達していない
達成度イメージ:70%未満

C

0

(2)総合評価の基準

総合評価

基準

優良 すべての項目が2.0以上で、各項目の数値の平均が2.5以上の場合
良好 各項目の数値の平均が2.5以上であるが1.0以下の項目がある場合
各項目の数値の平均が2.0以上2.5未満の場合(ただし、1.0以下の項目は全体の3割以内)
一部良好でない 各項目の数値の平均が2.0以上だが、1.0以下の項目が全体の3割を超える場合
各項目の数値の平均が1.5以上2.0未満の場合
良好でない 各項目の数値の平均が1.5未満の場合
0点の項目がひとつでもある場合
※印の項目(重要項目)に1.0以下の項目がひとつでもある場合
1.0以下の項目が全体の7割以上の場合

各項目の評価を対応数値に従い数値化し、総合評価を行う。

 

お問い合わせ

所属課室:商工労働部産業振興課産業技術班

電話番号:043-223-2718

ファックス番号:043-222-4555

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